2014.04.17
Apache等のウェブサーバーにおいて標準的に利用されているOpenSSLに、非常に危険度が高い脆弱性が発見されました。いわゆるHeartbleed問題と呼ばれるもので、現在、OpenSSLにシステムのメモリ上の情報を第三者に読み取られる脆弱性が存在することが、IT関連のセキュリティ情報発信などを行うJPCERTならびに情報処理推進機構より注意喚起として報告されています。
SSLで保護されているはずの通信にも関わらずシステムのメモリが第三者に閲覧され、SSL証明書の秘密鍵やパスワードなどの情報を閲覧される可能性があります。
これにより、以下のような重要な情報が漏えいするリスクがあります。
※二次被害について
ユーザー名とパスワードが漏えいした場合、必要な対策を講じた後でも自由に重要な情報を閲覧されてしまいますので早急な対応が必要になります。
弊社パッケージ製品をご利用中のお客様
対象製品名:Active! mail, Active! hunter, Active! gate, Active! vault, Active! prime
弊社パッケージ製品のご利用に際し OpenSSLを用いてSSL通信を行っておられるお客様は OpenSSLのバージョンをご確認の上、後述する必要な対策を講じてくださいますようお願いします。
OpenSSLの対象バージョン
※詳細についてはOSのサポート元にお問い合わせください。
弊社にお問い合わせを多くいただいているRed Hat Enterprise Linuxについては、以下の状況を確認しております。
影響のあるRed Hat Enterprise Linux 6については、openssl-1.0.1e-16.el6_5.7以降のバージョンにおいてopenssl-1.0.1gよりバックポートされた修正が含まれております。
参考URL>> https://access.redhat.com/site/ja/solutions/785993
弊社クラウドサービスをご利用中のお客様
対象製品名:Active! world、Active! gate SS、Active! vault SS
当該脆弱性には該当しませんのでご安心ください。
対象の OpenSSLのバージョンをご利用の場合は、以下の全ての手順を早急に対策を講じる必要があります。
秘密鍵が第三者に盗まれているケースも考えられ、この場合それを検証する方法がありません。
また、SSL証明書をご利用の場合には、OpenSSLのバージョンアップだけでなく秘密鍵の再生成とそれに伴うSSL証明書の再発行・再インストールも必要となります。
※大手SSL証明書の発行事業者では SSL証明書の再発行を無償で行っている場合があります。
ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。
製品・サービスの内容・仕様、料金などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
クオリティアはコミュニケーションの活性化とセキュリティの強化を支援します。
電話でのお問い合わせは03-5623-253003-5623-2530
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