導入事例

東洋建設株式会社様

  • 業種:総合建設業
  • 導入システム詳細
  • Active! gate SS、Active! drive SS(Google Workspace連携)

暗号化からWebダウンロード対応までGoogle Workspace と連携するActive! gate SSで添付ファイルのセキュリティ対策を強化

  • メールへ添付するファイルのセキュリティ対策強化としてGoogle Workspaceと連携するActive! gate SSを採用
  • 業務に関わる重要資料の情報漏えい対策にActive! gate SSの添付ファイル自動暗号化機能を活用
  • Active! gate SSの添付ファイル自動暗号化はユーザーの負担がなく、利便性とセキュリティの両立を実現
  • 2017年のカットオーバー以降トラブルもなく安定した運用を継続
  • Active! gate SSは脱PPAP対策にも対応できる機能を備えるなど汎用性がある点も評価

「新しい豊かな技術で顧客と社会公共に奉仕すること」を経営理念として掲げる東洋建設株式会社。
同社は、1929年(昭和4年)に兵庫県武庫郡鳴尾村(現西宮市)の沖合を埋め立て、一大工業港を造ることを目的に設立されました。
現在は、⼟木と建築事業を核に、日本のみならず、フィリピンなどの東南アジアから、遠くはアフリカ・ケニアまで事業領域を広げています。
このようにグローバルに活躍する東洋建設において、情報システム部は情報インフラの整備からセキュリティ対策に至るまで、業務に関連するIT構築を担い、業務の円滑な推進と安全なコミュニケーションを支えています。
そして、メールのセキュリティ対策としてActive! gate SSを採用。
Google Workspace連携を活用し、添付ファイルの自動暗号化を推進してきました。

Google Workspaceへの移行に伴いセキュリティ対策の強化でActive! gate SSを採用

東洋建設株式会社の情報システム部で、主にITインフラ関連の構築に携わっている大内雅之氏は、メールの添付ファイル送信のセキュリティ対策に、Active! gate SSを採用した背景を次のように振り返ります。「2016年まで、当社のメールはオンプレミスで運用していました。しかし、自社運用のメールサーバーには課題がありました。当時、サイバー攻撃のバウンスバック攻撃により、宛先不明で戻ってくるメールが異常に増えてしまい、夜間や休日にメールサーバーのメンテナンスを行う事態になっていました。この課題を解決するために、Google Workspaceへの移行を計画し始めたのですが、同時にメールへ添付するファイルのセキュリティ対策も強化する必要があると考えていました」

建設関係の業務では、メールに図面や現場の画像ファイルなどを添付する機会が多いため、一通のメールサイズが大きくなる傾向があります。また、メールに添付されるファイルは、業務に関連するものなので、情報漏えいへの対策も求められていました。こうした課題も解決するために、Google Workspaceと連携する添付ファイルの自動暗号化ソリューションの導入が検討されました。大内氏は「当時、2社から提案をいただきました。その中で、当社で求めている機能をすべて備えていて、コストパフォーマンスに優れていたActive! gate SSを採用しました」と選定の理由を説明します。

大内 雅之 氏

東洋建設株式会社
経営管理本部情報システム部
大内 雅之

添付ファイルの自動暗号化によりセキュリティ対策を強化

 Active! gate SSの導入は、2016年10月から社内の一部のユーザーを対象に、トライアルと運用方法の検証が行われました。大内氏は「Active! gate SSの運用は、Google Workspaceへの移行と同時にスタートさせる計画だったので、事前の検証が重要でした。導入は決めたものの、どのように運用していくかは、情報システム部が中心になって、対応を考えていく必要があったのです。検証の結果、問題なく要件に合致することを確認し、Active! gate SSの標準機能をそのまま利用することにしました。そのおかげで、2017年のカットオーバーでは、なんのトラブルもなく、スムーズな移行を実現しました」と評価します。 さらに大内氏は「Google Workspaceでは通常、送信可能な容量は最大25MBです。業務上、図面や画像など25MBを超えるファイルを外部へ共有するケースも多く、同じくクオリティアの大容量ファイル転送・共有サービスActive! drive SSも同時に導入しました。サイズの大きなファイルのやり取りに活用できればと考えたのです」と補足します。

受け取る相手の利便性に配慮してケースバイケースで自動暗号化を設定

2017年のカットオーバーから4年を経て、Active! gate SSによる添付ファイルの自動暗号化は、東洋建設のセキュリティ対策に貢献しています。導入の効果について大内氏は「Active! gate SSは、これまでトラブルもなく無事に利用されています。管理者としては、非常に安定したシステムなので、選んでよかったと思います。また、現場のユーザーにとっても、添付ファイルをただ添付するだけで自動的に暗号化されるため、手動で暗号化する必要がなく利用面での負担がないので好評です」と話します。
一方で「ごく一部ですが、メールを受け取ったお客様が、別のメールでパスワードを確認して暗号化を解除する、という作業の手間を懸念する社員もいます。そこで、お客様の利便性を優先したい社員に対しては、要望があれば送信先を限定して自動暗号化解除するなどして、対応しています」と大内氏は説明します。

脱PPAP対応も含め、今後はWebダウンロードを中心にセキュリティ対策を強化していく

今後に向けた取り組みとして、大内氏は「2020年11月に発表されたデジタル改革担当相の『添付ファイル脱パスワード付きZip宣言』は、社内でも話題になっています。2017年の導入当時は、パスワード付きZip暗号化が最善の手段となっていましたが、大臣の発言を受けて、対応を検討しています。セキュリティ対策を第一に考えるならば、暗号化していない添付ファイルの送付は危険です。そこで、Active! gate SSのWebダウンロード機能の活用を考えています」と話します。
Active! gate SSのWebダウンロード機能では、添付ファイルを送信メールから切り離して、クラウド上に格納します。そして、送信するメールには、ダウンロード先のURLが自動的に挿入されます。メールの受信者は、そのURLをクリックするだけで、httpsにより添付ファイルをダウンロードできます。また、ダウンロード時にパスワードを設定できるので、暗号化Zipと同等のセキュリティ対策になります。
大内氏は「Webダウンロード機能はActive! gate SSに標準で装備されているので、追加の予算をかけずに利用できます。そこで、クオリティアのサポートに相談して、社内の運用方法や切り替えなどを検討していきます」と今後の対応を語ります。

 

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