導入事例

千株式会社

  • 業種:サービス業
  • 導入システム詳細:Active! gate SS(Google Workspace連携)

Active! gate SSへの乗り換えでメール誤送信防止の機能を強化しコストも削減

  • 投資対効果の検証でActive! gate SSに乗り換え
  • 必要ユーザー数の契約でコストカット
  • 部署ごとに適切な誤送信防止の設定を実現
  • 現場が混乱しない使い勝手でスムーズに導入

「みんな、笑顔になぁれ。」というコーポレートスローガンを掲げる千株式会社。未来ある子どもたちの笑顔を創るために、同社は保育業界の課題をITで解決し、子どもたちの心と身体を強く育む事業を推進しています。同社の情報システムグループでは、以前から運用していたGoogle Workspace対応のメール誤送信防止サービスの価格と機能に不満を抱いていたことから、Active! gate SSへの乗り換えを推進し、約60%のコスト削減と多機能で柔軟なメール誤送信対策を実現しました。

メール誤送信対策の見直しをきっかけにサービスの乗り換えを検討

2004年に創業して2006年からインターネット写真販売サービス「はいチーズ!フォト」を提供し、子どもを取り巻く環境改善を目的に、テクノロジーの力で保育施設や保護者の負荷を軽減している千株式会社。同社のものづくり部に所属する情報システムグループでは、社内のITシステム運用やセキュリティ対策などを担っています。同グループの齋藤 真衣氏は、同社のメール誤送信防止に関する取り組みを次のように振り返ります。

「Google Workspace に対応したメール誤送信防止サービスを8年ほど利用していましたが、1年ほど前に経営トップから『社内システムへの投資対効果を検証するように』という要望がありました。そこで、情報セキュリティ対策の強化も含めて、メール誤送信防止サービスのコストや有効性を再検証することにしたのです」。

同社が以前に導入していたメール誤送信防止サービスでは、Google Workspaceのユーザーと同数の契約が必須となっていました。しかし、齋藤氏は「当社のスタッフの中には、カメラマンやシステム開発者のように、営業職と比べると社外の取引先やお客様とメールのやり取りをする頻度が少ない社員も数多くいます。また、以前のメール誤送信防止サービスでは、部署ごとにきめ細かいポリシーを設定できない、という課題もありました。併せて社内での利用状況を精査した結果、社員の働き方や業務の内容に合わせた柔軟な料金体系と、事業部門ごとに最適なポリシーを設定できる機能性を備えた他のサービスに乗り換える必要があると判断しました」と検討の背景を説明します。

齋藤氏

千株式会社
ものづくり部/情報システムグループ
齋藤 真衣

柔軟な料金体系と将来性のある機能の豊富さに注目

旧サービスからの乗り換え対象にActive! gate SSを検討した理由について、齋藤氏は「サービス名は以前から知っていました。長い実績があり信頼もできると思ったので、Active! gate SSのトライアルを申し込みました。トライアル期間中は、旧サービスからの移行を円滑に進められるか、現場のスタッフが操作に戸惑ったりしないか、といった使い勝手の評価と、将来的に必要となる機能が十分に揃っているかを検証しました。それと併せて、当社の希望する契約数に対応できる料金体系についてもチェックしました」と説明します。

Active! gate SSはGoogle Workspace のユーザー数に関係なく、導入する企業が必要とするユーザー数の契約に対応しています。Active! gate SSの柔軟な料金体系について、齋藤氏は「必要ユーザー数に合わせた契約に切り替えるだけで、コストは大幅に削減できると考えていましたが、ユーザーあたりの価格も下がったので想定よりも安価になりました」と補足します。

移行の容易さ、現場が混乱しない使い勝手の良さ、そして実利用に即した柔軟な料金体系などが評価されて、Active! gate SSへの切り替えが決まりました。

通知を活用して現場でのスムーズな移行を実現

検証期間を経てActive! gate SSの切り替えを決定した情報システムグループでは、2024年6月から運用を開始しました。その効果について、齋藤氏は「旧サービスからActive! gate SSへの切り替えは、円滑に進みました。Active! gate SSでメールが保留されたり添付ファイルがWebダウンロード機能でURL化して送付されることを、社員が意識できるように通知メールで知らせるようになりました。そのおかげで、切り替え直後は情報システムサービスに問い合わせてくる人もいましたが、通知の内容を理解してもらえたことで、短期間で全社員が使いこなせるようになりました」と話します。

また「事業部によっては、個人のお客様にメールを送信する頻度が多いので、そういう部署では送信保留の時間を30分と他部署と比べて長く設定しています。まだ完全ではないですが、このように部署ごとのメール利用に合わせて、適切な誤送信防止や情報漏えい対策を設定するように心がけています」とメール誤送信防止への取り組みを説明します。

Active! gate SSへの乗り換えによって得られた成果について、齋藤氏は「100点満点です」と評価します。

TLS確認機能の活用も含めて事業に即した最適化を図っていく

今後に向けた取り組みについて、齋藤氏は「撮影先でスマートフォンなどからメールを利用する機会の多い撮影スタッフなどからは、URL形式で送られてくるとファイルを取得できない、といった問い合わせが寄せられているので、TLS確認機能(*1)を活用しスマートフォンでも見やすい状態で送るようにするなど、受信者の利用環境に合わせた柔軟な対応を考えています」と直近の対策に触れ、「それから、送信保留の時間やTLS確認機能の利用も含めて、メールを利用している事業部門ごとに最適化された運用ポリシーをきめ細かく設定していく計画です。

当社では、毎年のように新しい事業が立ち上がっているので、提供するサービスの内容によって、メールに求められる防止策にも違いが出てきます。一律のポリシーでは、利便性を損ねたり、反対に漏えい対策が不十分になる心配もあります。そこで、事業部ごとの運用実態に最適なポリシーをきめ細かく設定して、利便性と安全性の両立を図っていきます」と展望を語ります。

(*1) 受信メールサーバーがTLS対応しているかを確認し、暗号化された通信経路に対しては添付ファイルにパスワードをかけずに送ることもできる機能

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