「通信でビジネスをワクワクさせる。」という企業理念を掲げるソニービズネットワークス株式会社。同社は、法人向け次世代ICTソリューションのNURO Bizをはじめ、クラウド型勤怠管理システムのAKASHIや総務部門に役立つ情報などを提供する「somu-lier(ソムリエ)」など、ビジネスを強力に支える通信やソリューションを提供しています。同社では、ソニーのグループ企業に求められる強固な情報セキュリティ基準へ対応するために、クラウド型メール誤送信防止のActive! gate SSとクラウド型メールアーカイブのActive! vault SSを導入して、情報漏えい対策やメールのアーカイブに取り組んでいます。
事業の拡大とグループ企業のセキュリティ基準への対応でActive! gate SSとActive! vault SSを導入
ソニービズネットワークス株式会社の執行役員でISMS対策を推進する柏原秀行氏は、Active! gate SSとActive! vault SSを導入した背景について、次のように振り返ります。「当社は2012年に創業しました。ソニーグループの基準と照らし合わせ、よリセキュアな運用を実施するためにも『アーカイブ保持』を重視したなかでActive! vault SSの導入を検討し始めました。
また、もうひとつ重視したのは『添付ファイルの暗号化』を徹底することです。手動ではミスに繋がること、社内ルールとして徹底したいことを考慮したとき、Active! gate SSが必要と考えてこちらも導入しました」同社の第1営業本部クラウド・ネットワーク推進部の樗澤一誠 部長は、Active! gate SSの必要性について補足します。「営業の最前線では、一日に何十通ものメールをお客様に送信します。その中には、提案書や見積書に申込書など、業務に関わる重要な情報が含まれます。これらの情報を安全に守るためには、自動暗号化は必須でした。特に、外部の宛先に対し頻繁に添付ファイルを送付する営業現場にとって、暗号化だけではなくパスワードも自動で生成してくれるActive! gate SSの機能は、安全性と業務効率の向上を両立させるために、重要な機能でした」
ソニービズネットワークス株式会社
執行役員
柏原 秀行氏
Active! gate SSの添付ファイルのWebダウンロードを活用しPPAP対策と
誤送信対策を強化
約10年にわたってActive! gate SSを使い続けてきた同社の営業部門では、この数年は添付ファイルのZip暗号化よりも、添付ファイルのWebダウンロードを中心に利用するようになっています。その理由について、柏原氏は「PPAP(添付ファイルのZip暗号化送信)問題が注目されるようになってから、当社でもZip暗号化ではなく、より安全性の高いWebダウンロードを使うように切り替えてきました。
また、Webダウンロードを活用すると、万が一間違った宛先にダウンロード先のURLを送信してしまっても、すぐに気がつけば相手がダウンロードする前にストレージ上からファイルを削除できるので、情報漏えい対策の安全性がより向上します。その他にも、Webダウンロードではダウンロードされたかどうかも確認できるので、相手に正しくファイルが届いたかわかるのも便利です」と説明します。
ソニービズネットワークス株式会社
第1営業本部 クラウド・ネットワーク推進部 部長
樗澤 一誠氏
Microsoft 365やGoogle Workspaceの標準アーカイブよりも価格訴求力のあるActive! vault SS
約10年前には、自社で利用する目的で導入されたActive! gate SSとActive! vault SSですが、同社の実践する情報漏えい対策やコンプライアンス対応に関する問い合わせも増え、営業部門でも顧客に紹介する機会が増えています。樗澤氏は「私たちはActive! vault SSのユーザーであると同時に、NURO Bizを導入いただくお客様に、関連するソリューションを提案する営業を実践しています。お客様の多くは、NURO Bizだけではなく、Microsoft 365やGoogle Workspaceなどのクラウドサービスも当社からご契約いただくケースが数多くあります。そうした導入時に、Active! vault SSはコストパフォーマンスに優れたメールのアーカイブサービスとして、同時にご採用いただく機会も増えています」と提案するメリットを説明します。
Active! vault SSは、Microsoft 365やGoogle Workspaceなどで提供されているアーカイブサービスよりも価格競争力に優れているので、営業部門が提案するとコンプライアンス対策への関心が高い顧客からは、高い関心が示されます。さらに樗澤氏は「Active! vault SSは、安価なだけではなく操作性の良さや検索の速さなど、実際に利用してきた社内の管理部門での評価も高いので、営業部門としても安心して提案できます。また、ブルーレイで届けられる過去のアーカイブも、Microsoft 365やGoogle Workspaceには無いサービスなので安心感につながります」と話します。
社内で培った知見を活かしてお客様へのActive! gate SS提案を実践
Active! vault SSと同様に、Active! gate SSも同社の営業部門にとっては、提案力のあるメールの誤送信予防と情報漏えい対策となっています。柏原氏は「Active! gate SSは、メールの誤送信や情報漏えいへの対策を求めているお客様へ、とても提案しやすい商材です。なぜなら、当社の営業担当者が実際にActive! gate SSを毎日利用しているので、その効果や使い勝手をお客様に伝えやすいからです。それに加えて、商談メールのやり取りを通して、お客様も実際に当社からActive! gate SSで送られた暗号化ファイルの解凍やWebダウンロードを経験しているので、営業担当からの説明も短時間で理解していただけるので、その効果を納得してもらえます」と営業部門としての利点を語ります。
今後に向けた取り組みについて、柏原氏は「PPAP問題とISMS対応は、情報セキュリティ意識の高いお客様にとっては、注目度の高いキーワードです。こうした課題に対応できるActive! gate SSとActive! vault SSは、当社の営業力を強化してくれます。特に、PPAP対策を強化できる新機能TLS(Transport Layer Security)確認機能には注目しています。社内での検討も含めて、お客様への提案を高めていけると期待しています」と抱負を語ります。